昇降機というものをどれだけ必要としているか

昇降機というのはその名の通りで、基本的には体の不自由な人などがいる家の人が取り付けている場合が多いです。特に足腰の悪い人や不自由な人にとっては階段を上がり降りできない場合もありますので、このような機械があるのはとてもありがたいことです。昇降機とはエレベーターのことです。その機械があるのとないのとでは家の中での生活の幅が広がりますし、誰にも頼らないでも一人で行動できる時間が増えるのでとてもいい道具です。ですがそんな便利な昇降機には厳しい基準がありまして、それをクリアできなければ設置することはできません。

近年それも細かく改正されました。

昇降機の基準は、そのサイズや幅、大きさなど細かく設定されています。これはもしもの危険時にこの中にいた場合の非難経路などを確保する為に広く幅をとるようにしているのです。火災や地震などの際にも余裕を持った大きさがあればそれだけ救助ができる幅が広くなりますからいいのです。

ましてやこの中に入って移動する人は足腰の弱い人や車椅子などに乗っている人がいる場合もあるので、そのようなハンディキャップを持っている人にも対応ができるように広めな作りになっています。そうすることでより安心安全に使用することができるようになりました。法の改正のおかげです。

ですが、昇降機の基準をより細かくすることにより本当に必要としている人が使えないということになってしまう場合もあります。

元々あった家にリフォームで設置するのは難しいのです。昇降機を取り付ける際には支柱というものも必要になりますが、家を建てる際にも大事な支柱というのが何本かあります。広い家でしたらその支柱の間にうまく工事することはできますが、普通サイズの家の場合にはその支柱にぶつかってしまって工事できないという場合も少なくないのです。このような家が多いので昇降機が欲しいと強く願ってもダメな場合があり、この点はどうにかならないのかと考えられています。